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No.250 Q:格闘技の世界において「実際に可能な技術」と「机上の空論」とを見極めるためにはどうすれば良いのでしょうか?一般的に分かりやすい基準は無いですか? |
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A:格闘技もまた「現実運動の延長線上に成り立つもの」であるため、独創性や理想論以前に、先ず「運動として成立している事(実際の運動として有効的か効果的か)が絶対条件」となります。
その中で「最も有効的効果的な運動技術」である事が「最高の技術→(最高の技術を使った)最も効率の良いかけ引き→(それぞれの試合や実戦状況における)最も有効的効果的な戦術…延いては、最強の格闘技」となります。
あとはその一つ一つの技術を本人がどれだけ正確に理解し習得したか(逆に不要な間違った技術をどれだけ排除し、必要な技術のみをどれだけ正確に身につけ積み重ねたか)で「実際の最強」が決まる訳です。
ちなみに「机上の空論」とは、身勝手なただの理想や都合の良い理屈ばかりの技術で、「実現不可能な屁理屈」の事を指します。
従って高度な運動経験を積み重ねてきた達人(腕の良い職人)が実際にその目で見れば、一目でその真偽が分かります。
しかし、一般の初心者では、なかなかその真偽の見極めができないのが実情です。
そのため先ずは科学的な目線で(最終的には個々の実感や経験、その関連性で)判断する事が、実際に考えられる最善の見極め方法になると思います。
(他者の意見や知識だけでは、その情報自体の真偽が分からないため、結局、正確な見極めには至りません。)
結局、最低限の運動経験が無ければ運動の良し悪し、延いては格闘技の技術の良し悪しも実際に判断しようがない訳です。
《補足》
最高の技術を正確に見極めたり自分で見つけ出すためには、日々徹底した探究心とそれに基く質の高い経験が不可欠であり、その積み重ね(習得)があってこそ初めて実現可能となる訳です。
《アドバイス》
@実際に成り立つ技術(理論)の場合は、決定的証拠があったり、現実に矛盾が全く無い!
A机上の空論の場合は、決定的証拠が何も無く、そもそも現実が成り立ってなかったり矛盾しまくっている!
一般的に、ここの部分が「根本的な違い(絶対的な見極め基準)」になります。
2008/05/10 1:07:57 |
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