Q&A・感想

No.262 Q:「実戦打撃アスリートクラブ」のスパーリングは、寸止めですか?ライトコンタクトですか?それともフルコンタクトなのですか?
(スパーリングのルールや詳細内容を希望します。)
A:当道場のスパーリングは、全て実戦(何でもあり)やフルコンタクトの戦いを前提としたかけ引きですが、スパーリングの安全性と練習効率を最大限に考慮した上であえて、首から上(顔面・頭部・首など)と金的(急所)はパンチ技も蹴り技も寸止めで、肩より下(金的以外…手足や胴体など)はライトコンタクトで行っております。

但し、寸止めやライトコンタクトのルールであっても、又、体のどの部分に対しても、実際に打撃が当たる距離+実戦のスピードで正確にかけ引きする事が大前提です。

又、安全確保のためにスパーリングは打撃の強打を禁じてますので、投げ技やタックル、掴みや関節技などにおいても同様に、その中で実際に可能なかけ引きをしなければ実戦で全く使えないため、(公平なかけ引きと安全性の確保のために)、投げ技やタックルの場合、瞬時に相手のバランスを崩したり、持ち上げるところまでで、相手を床に強く叩きつけたり、放り投げる等は禁止しています。

掴みや押し引きにおいても、瞬時に相手のバランスを崩して叩いたり蹴ったり投げるために必要不可欠な範囲のかけ引き動作までで、相手の顔や急所などを強く握ったり、故意に強くつねったり、相手の服を引きずりまわしたりするのは当然禁止しています。…(この辺りのルールは、常識で誰でもわかる範囲ですが確認のために一応記載ておきます。)

関節技等も同じで、関節技を決めるポジションを取るまで(関節決めの形を作るまで)で、…要するに、相手が自由に動けないようにするために押さえ込んだり相手の体をロックするまでで、そこから関節や首などを強く締め付けたり、相手を痛めつける行為は全て禁止しています。


スパーリングでは安全対策のためにあえて強い打撃を封じているため、それをいい事に、打撃を無視して実際にはあり得ない間合い(距離)やタイミングで強引につかんできたり、タックルしてきたり、投げてきたり、関節を奪ってきたり、という実戦では全く成り立たないインチキ攻防を防止するためです。

ごまかしの一切利かないシビアな実戦状況下では、使えない技を使えると勘違いして実戦で使ってしまう事で、即、危険な状況になったり、最悪の場合、命を落とす結果になります。

それだけに普段から、ごまかしのない正確なかけ引きを身につけておかなければなりません。

一般的な試合や格闘技のルールは、自分達の格闘技や道場を有利にするための「ルールのためのルール」が多く、そのため実戦では、なかなか使えないというケースがよく目立ちます。

当道場では、何でもありの実戦の状況を最も重んじており、実戦で使えないかけ引きを全て排除し、どんな状況でもごまかしなく、正確なかけ引きを行うために必要不可欠なルール(実戦のかけ引きがちゃんと成り立つ公正なルール)でスパーリングを行っております。



 2010/07/27 14:13:46


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