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No.257 Ｑ：いくら食べてもいくら栄養をとっても､実際なかなか体重が増えていかないのですが､なぜなのでしょうか？
ちなみにオーバーワークや睡眠不足の問題も全くありません。 |
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Ａ：先ず､栄養素だけのサプリメントやカロリーを多く取れば太れる､と思ったら大間違いです。
世間一般に蔓延っている全くのガセネタです。
そもそも全ての人や動物達は､自らの生命を維持するために必要不可欠な多すぎず少なすぎずの一定のホルモン量・ホルモン値を本能によって維持しているため、当然､体の吸収力には限界が有り､一定量以上食べても体重は増えていかないのです。
又､旨み成分が無ければ､それらの必要性を脳が認識出来ず､体内の吸収ホルモンが連動しないため、いくら栄養素だけ（サプリメント等）を摂取しても体細胞や各筋肉・器官内へ全く吸収されていかないのです。
この現象を電気磁石で例えるなら、砂鉄が含まれたビーカー（体内に含まれる十分な栄養素と仮定する）に電線（神経と例える）だけ入れても、実際に電気（ホルモンを電気と例える）を流さなければ、砂鉄（栄養素）は電極（神経）にくっつかず、電気磁石の流れすらも起きない（栄養吸収のメカニズムが働かない）のと同じような原理な訳です。
結局それらの栄養素は、体内のバイパス（血管）内を空回りするだけで､最終的に内臓器官にろ過されて体外へ排出されたり､余分な栄養素は脳に不純物と認識されてしまう事でそのまま体外へ排出されてしまうのです。
体重を増やす作業は非常に難しく､完全にオーバーワークを抑えた適度な運動や十分な睡眠､そしてホルモンを連動するために､旨みを伴った美味しい食事が絶対不可欠となります。
但し､無理な過食や強引な詰め込み的な食べ方は、逆に胃や腸などに負担を与えて消化不良を起こしたり､精神的なストレスやオーバーワークとなって体力を消耗してしまう事で､結果的に体の吸収力がどんどん落ちて痩せてしまう原因にもなります。
短期間で体重を増やしたいがために無理して食べ続ける事で､逆に体の抵抗力や吸収力が落ちてこのように痩せてしまうというケースがよくあります。
従って無茶をせず､自分が食べたい美味しい食事を十分な分量でする事こそが､最も効率良く栄養を吸収し､体を潤し､健康にし､体力を回復向上させ､体を成長させれる訳です。
食べたいものを食べる､という基本的な行動こそが､自分の体が本来必要としている栄養素を最も効率良く吸収できる訳です。
体の吸収力には最初から物理的限界がある訳ですから､ある程度じっくり時間をかけてベストの状況を作って積み重ねていく心構えと､そのための地道な努力が必要不可欠となる訳です。
008/12/05 14:42:30 |
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