Q&A・感想

No.266 Q:正義とは…
A:そもそも「正義という基準」について、一般的によく議論になるポイントですが、答えはそれを合理性で徹底的に(実証科学で)追求していけば最初から明快です。

『正義=正しい。(いわば、正しい考え方や判断)』
となり、逆にいえば
『悪=間違い。(いわば、間違っている考え方や判断)』
になります。

そこで重要になって来るのは、何に対して「正義」or「悪」であるか、になります。

一般的に日本人は物事をただ感覚的にとらえて決めつけたり、具体性を追及せずに普遍性(絶対基準)を論議する事があるため、その対象によって、いちいち錯覚に惑わされるケースが多々あるように思われます。

しかし、各具体的問題に対しての正義や悪は必ず存在するため(正解・不正解があるため)、又、物事は全てその延長でしかないため、具体的対象さえきっちり押さえて善悪を追及すれば、正義に対しての原理原則(絶対基準)は当然あります。

※ちなみに、グレーゾーンという言葉をよく耳にする事がありますが、そもそもグレー(灰色)もまた、明確な白と黒の粒子の配合・割合の違いでしかなく(白と黒の多いor少ないの差で、そのトータルの違いで)白に近いグレーから〜黒に近いグレーとしてグラデーション識別されます。
従い、実際にはグレーなどという中途半端な色彩粒子は無いという事です。
あくまでグレーゾーンというものは、物事をごまかしたり、あいまいな表現で逃げるための口実か、もしくはどちらの問題でもない全く別な色(別問題)だという事です。

いずれにせよ、正義か悪かは、その審議の対象が問題であり、結局、英語で記すところの、
【A】is【B】for【C】
が重要で、つまり一般的日本語の会話では、【A】is【B】だけの論議になりがちで、肝心なfor【C】が抜けているのです。
それによって具体的対象が定まらず、その場限りの決めつけや普遍性のない会話になってしまう訳です。

そこで英語のfor【C】(Cという問題に対して)の「最善策(より有効的効果的な対策・判断」や「優先性」が正義となり、
逆に、for【C】(Cという問題に対して)の「効率の悪い身勝手な対策・判断等」や「優先性を無視した身勝手な対策・判断等」が悪(間違っている判断)として挙げられます。
一般的に、個人に対するベスト(正しい判断)と社会全体に対する(正しい判断)とが対立するケースが多く、一見するとその二つは矛盾したり逆行するように思えますが、それらを徹底して追求すれば矛盾は全くなく、むしろ原理原則に沿った「トータルの判断(双方もしくは全てを踏まえたfor【C】…そのお題に対しての答えを考えれば必然的に最善の対応=正しい判断)」=正解が出てきます。

つまり、大きく分けて
@その個人に対してのベスト(正義)だけのものと、
A社会に対してのベスト(正義)だけのものと、
B各個人〜社会全般に対してのベスト(正義)に分類され、
通常、Bに対しての最善策・判断こそが、各個人〜社会全般全てを含むベスト(正義)となります。

従って、for【C】が何であるか、によって、最善と最悪(最も正義or最も悪か)の基準も決まる!という事です。
延いては、@もAもBも事実上矛盾は無いという事です。その定義によって考えなければならないfor【C】があるため、通常は最善策であるBの考え方こそがベスト(最高の正義)になり、それ以外は大なり小なり「劣った考え方」という意味での「大なり小なりの悪」という意味になります。

具体的にトレーニングにおいても一般的にそれが顕著に表れ、世の中にはいろんな「考え方」や「やり方」がありますが、本当に合理性を追求すれば何がベストのトレーニングかなど一目瞭然で、わざわざ非効率なトレーニングをやったり、ひとりよがりな精神論・机上の空論や、迷惑を考えない身勝手な商業主義は ある意味、大なり小なり悪(間違ったやり方)になります。

それらを踏まえて「正義」や「悪」を分かりやすく方向性の公式(原理原則)で表示すると、

「正義に対してのプラス(行動)=正義への貢献が増す」
という意味になり、それに対して、
「悪に対してのプラス(行動)=悪事が増す」、この場合は「マイナス方向へのプラス作用=マイナス要素の増加」という意味になり、目的や内容を吟味せず一見プラスになると思われる精神論を優先した「がむしゃらな行動」が、その目的や対象によっては、とんでもない逆効果になったり、悪商や悪事に加担する最悪な事態にもなってしまう訳です。

「-1(間違った目的・やり方)」×「+60努力ポイント」=「-60点」となって大損害・大迷惑(大悪)になってしまうという事です。

従い、本来人類が向かうべき方向は全て、

「+1」(正しい目的・やり方)×「+60努力ポイント」=「+60点」となり、頑張った分が全てプラスポイントとならなければいけない訳です。


最後に答えを記すならば、「正義とは… 純粋且つ絶対不変の恋愛〜深い友情〜家族のきずな〜安全で住みやすい社会環境〜有害薬物や有害科学物質・公害の垂れ流しなどで病気の原因を引き起こさないための治安維持、同時にあらゆる生命に不可欠な新鮮で無害な空気や水・食糧・土壌・大自然を含む安全な生活圏の確保〜地球上の善良な人々や動植物を含む全ての善良な生命体を守っていく事など」が含まれます。

つまり「最高の正義を全うする事こそが事実上、世界最強である」という真の証(真意)になります。

そして、善良なる全ての人々・生き物達・大自然等からの誠意(善意や愛情)・応援・支持・協力・癒し・活力を得た者こそが究極のエネルギーを帯びた真の世界最強となります。
同時に、そのような「正義ありき力」を得たすべての人々に「真の世界最強」となる資格と可能性があります。


 《補足》

上記のグレーゾーンの説明時に用いた単語の意味の補足として、
「白の粒子=光の粒子、又、光の粒子を弾いたり、自ら発光している素材の科学元素・分子」
「黒の粒子=光の粒子を吸収して取り込んでしまう素材の科学元素・分子」
という意味です。

従って、「白の要素(一つ一つの光の粒子)」を、各テーマに対しての正解と例えて、どれだけ正解したか…その正解率でトータルの正義率が高い」と表現しています。
逆に「黒の粒子(暗黒面・もしくは闇の部分)=不正解(間違っている考え方・愚かな考え方)」という意味で、不正解要素が高いとトータルの悪の要素が高い」と表現しています。 (補足時の日時:2016/04/20 17:26:52)



 2016/04/20 11:50:28



 《答え》

人道として正しい判断…良識ある判断=正義
人道として間違ってる判断…良識のない判断=悪


となります。



 2022/05/09 0:31:28


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