Q&A・感想

No.255 Q:戦っている最中に体力が切れて、自分の体が動けなくなった場合はどうすれば良いのでしょうか?
A:これは一般的に多い質問ですが、簡単に説明すれば、その状況や状態に応じたベストの戦い方をするまでです。

当道場ではそれらの対応(戦い方)を専門的に「つなぎの技術」と言っています。


《解説》

どんな選手でも体力は無限ではなく、無駄な動きや戦い方をすれば一気に体力を消耗してしまいます。

又、試合中に相手の技をもらい続けていれば、ダメージが蓄積してきたり、怪我をしてしまうケースもある訳です。

だからといって、ひたすら動き続けるようなスタミナ練習をすれば、今度は速筋がつぶれてしまい(速筋が、中間筋や持久筋となってしまう事で)本来の素早い動きやスピードが出せなくなり、パワー(破壊力)が一気に落ちてしまいます。
又、中間筋や持久筋の筋肉になってしまう事で、極端に衝撃にもろい打たれ弱い体になり、ちょっとした攻撃(衝撃力)でもすぐに効かされてしまう状態になります。

従って実際には、戦いの奥義(原理原則)にそった技術的な対応をする事でのみ、どんな状態でも相手より優位に戦える訳です。


例えば、戦い続ける事でダメージが蓄積してきたり、疲れて手足が十分に動かせない状態になっても、広い視界を保って相手の動きを正確に見切る事で、必要最小限の動き(足運びやカット)だけで相手の攻撃をかわしたり衝撃ポイントを外す事ができ、同時に相手の間合いを潰して自分の間合いにする事で必要最小限の攻撃だけで相手を翻弄できるのです。

そしてこれらの対応技術を「つなぎの技術・戦術」と言います。

延いては、正確な技術的対応をする事でのみ、速筋をつぶさずに(スピードを活かした)より効率の良い戦いが可能となる訳です。


(戦いや運動の)原理原則・奥義にそった当道場の実戦技術を正確に習得していれば、どんな状態でもその状況に応じた戦い方をする事でいくらでも相手をしのげるようになる訳です。



 2008/05/22 12:28:03


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